前世(過去世)療法

ワイス博士は重篤な精神症状をいくつも抱えたクライアントに出会い、最初は年齢退行という退行催眠を使用して、幼少期のトラウマを手放していきました。しかし、クライアントの症状はいっこうに快方には向かわず、年齢退行だけでは改善できなかった根深い問題の原因を発掘してゆくうちに、ついには、まるで意図しない過去世の記憶へと、辿り着く事になったのです。
クライアントは過去世を思い出すたびに、どんどん深い癒しが得られてゆき、やがては全ての精神症状が無くなり、心身共に健康を取り戻してゆくという快復の経緯が、ワイス博士の著書『前世療法』で紹介されています。
年齢退行は今生での記憶にさかのぼって、その体験と向き合いながら心の対話をし、前向きな成長への学びを引き出します。
その目的は、否定的な感情や制限になっている決断を解放してゆく事です。
誕生から幼少期、保護者なしでは生きてゆかれない状況下での、親や周囲の養育環境が無責任に子供に与えてしまう悪影響は、はかりしれないものがあるのです。
『バーストラウマ』については、生まれる前の胎内や、生まれてから生後3ヶ月位の胎児期の記憶や体験も、後々の人格形成に大きな影響を及ぼし、それらが子供の一生を左右するとも言われています。
前世(過去世)療法は、今世(今生)ではなく、母親の子宮のなかで受けるよりも、更に過去への記憶の手がかりを発掘する問題に対して、使用する事ができます。
前世(過去世)に戻って、より時限(次元?)を越えた広い範囲での記憶から、現在時制のお悩みや問題と関わりのあるイメージを引き出してゆく目的で前世の記憶の題材を扱います。
- 実際に前世があるのかないのかを、科学的に証明する事自体できません。
- 前世という概念が、真実なのかを確認する事もできません。
- 前世療法は、単に自分の前世を知り、その事実を検証する為の目的ではありません。
過去世のカルマや自分が生まれてきた意味や存在理由に興味があり、自分の使命を知りたいと望まれる方は多くいらっしゃいます。
ブライアン・L・ワイス博士によると、前世療法を体験した場合、「おそらく80%は実際の記憶、10%はシンボルや比喩、残りの10%はゆがみや偽り」と語られています。
その場合、前世があるかどうかはわからないけど、もしあなたの前世があるとしたなら、あなたの前世からイメージした記憶を思い出して、今生で抱えている問題と何かの関わりや手がかりとなる学びが得られるよう、幅広い範囲でのはるかな旅路の象徴を引き出してゆきます。
いずれも全てはあなた自身の潜在意識から、浮かび上がる前世のイメージはあなた自身そのものであるので、いくつもの人生や物語を体験する事で、その時々に必要なメッセージを受け取り、現在の人生への肯定的な学びへとつなげてゆく効果が期待できる、癒しの体験に他なりません。
そして前世療法から得られる満足感や、手応えある効果はあなたの今生の未来を、あなた本来の輝きを導き出して輝かせてゆきます。
あなたの人生の指針となる羅針盤を再生させる事で、あなたのアイデンティティは人生を生きがい溢れる創造的な人生へと向かわせてくれるのです。

前世療法は米国の精神科医である、ブライアン・L・ワイス博士により発見されて話題になり、世界中に広められました。
『前世療法』米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘。
1988年:PHP研究所
ブライアン・L・ワイス博士著